自動車のサスペンションは、バネで路面からボディーに伝わる衝撃を緩和しています。サスペンションで使われているバネのひとつがコイルスプリングです。コイルスプリングは、金属線を渦巻き(螺旋状)に巻いた形をしています。押すと縮みますし、力を抜けば元の形に戻り、引っ張るとのびますので、この伸縮によって衝撃を緩和できます。
コイルスプリングには、直巻と呼ばれる規格品と荒巻と呼ばれる車種ごとに形や規格が異なるものがあります。一般の自動車には、荒巻のコイルスプリングを使うことが多く、車高調(後から車高を変えられるようなスプリング)には直巻が使われることが多いそうです。
コイルスプリングを特徴づけるものには、自由長、内径、線径、巻数、バネレートなどがあります。自由長は自然な(外力が加わっていない)状態での全長で、内径はスプリングの内側の径でIDということもあります。線径は金属線の太さ、巻き数は文字通り何回螺旋に巻いているかです。バネレートは、スプリングに力を加えた時にどの程度伸縮するかを数字で表したものです。単位はkgf/mmを使うことが多く、1kgfは、重力が働いている地上で1kgの物体が鉛直方向に及ぼす力、すなわち1kgの重さが与える力です。例えば、5kgf/mmとはスプリンクの長さを1mm変化させるには5kgfの力が必要だという事です。

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